ご挨拶

CIO賢人倶楽部を代表してご挨拶を申し上げます。
CIO賢人倶楽部は2009年10月の設立以来、今年で17年目を迎えます。CIOという立場の経験から、CIO支援のための中立的なコミュニティを作りたいとの強い思いを持って設立した任意団体です。このたび新たに株式会社キカガクならびにサイボウズ株式会社からも協賛をいただくことになりました。PwCコンサルティング、情報技術開発株式会社、株式会社Entarrには引き続き協賛いただいております。最近、協賛を希望する会社様が増えていますが、本倶楽部の中立性・公平性に鑑みて5社を上限にしたいと考えています。
デジタルを活用して経営変革を進めようとするDXが当然の経営活動になりますが、日本の7年間のDX活動は残念ながら業務効率化やコスト削減にとどまり、本来の求めるべき成果である企業価値向上や顧客満足度の向上に至らなかったことがレポートされています。今年は改めて真のDXに再挑戦しなければなりません。
一方では生成AIの環境が日々変化しており、企業としてどう取り組むかも大きな課題です。個々の社員のアシスタントにするのか、エージェントとして自動処理をさせるのか、既存システムに組み込んでプロセスの効率化を図るのか、CIOの判断の重みが増しています。フィジカルAIも盛んに叫ばれ、製造業の現場も大きな変化を迎えるものと思われます。
CIOもCDOもCTOも経営が求める役割はほぼ同じで、進化するデジタルテクノロジーを活かしつついかに企業価値を高めるかが求められています。それぞれの立場で孤独な決断を迫られることが多々あると思われます。CIO賢人倶楽部ではCIOやCDOやCTOの方々も会員の対象としています。異業種の同じ立場の方々との交流によって知見を共有し相互利益をもたらせたいと考えています。
発展し続ける情報技術を背景に、デジタルを経営に取り込み、経営品質の強化とともに収益構造の大幅な改善に向けてCIO/CDO/CTOはミッションを果たしていかなければなりません。本倶楽部は、経営者の立場で技術とマネジメントの両面を扱うCIO/CDO/CTOならびに企業の情報部門、情報子会社の実力と地位向上を図り、健全な投資とその成果によって企業経営に貢献することを目的としています。会員は業種・業態ごとに1社を原則条件に洞察力と思想性と経験実績に優れた少数の方にご参加いただいております。それは競合することのない業態のなかで、実態を明らかにし、共有し、知恵を出し合い、本音で意見交換を行うために必要な条件と考えているからです。
時折倶楽部に参加したいというリクエストをいただきますが、参加基準となる実績などの話をさせていただき、既会員からも認知される厳選された方々に参加していただき、会員は50名近くになりました。基本はクローズドな活動ですが、活動の成果は会員だけで共有するつもりはありません。デジタル社会を支え、デジタルビジネスをリード出来るCIO/CDO/CTOとしての発信力を高め、産学官を含めて多くのCIO/CDO/CTOの方々を支援できるように交流を深め、オピニオン・リーダーになることを目指します。毎月発信するオピニオン、随時開催している公開セミナーなどCIO賢人倶楽部の活動にご期待ください。
2026年4月
CIO賢人倶楽部会長 木内 里美

